アコースティックギターの弦の張り替えについて解説します。
買ってだいぶ経ったし薄々替えなきゃとは思ってるけど面倒だしやり方がよくわからない…という方はこれを読みながら、是非やってみてください。
張りたての弦の音はギラギラで本当に気持ちいいです、数百円でこの気持ちよさ..! 弾くのが楽しくなります。
- 以前より音が汚い。
- 弦が錆びてきた、色がくすんだ。
- 弾いていて指が痛い。
- 前に替えてから1ヶ月以上経っている
思い当たるものがあれば、交換の目安です。
用意するもの

- ストリングワインダー
- ニッパー
- 新品の弦
- クロス
あれこれ並べましたが、最悪は新品の弦だけあれば問題なし。
1.古い弦を外す

まずワインダーを使ってペグを回し、張ってある弦をゆるゆるにたわませて外します。ワインダーの色が変わっててごめんなさい。

ペグ側が外れたら、次にブリッジピンを外しましょう。
ワインダーのピン抜き部分にピンを挟んで抜きます。(ピン抜きがついてないワインダーもあります。)なければペンチで。

ペンチもなければ、サウンドホールに手を突っ込んで裏から押す、硬ければ適当な鈍器でコツコツ叩くと出てきます。なんなら最初からこれが楽です。
2.普段手の届かないところをお掃除
クロスと、あればポリッシュを使って磨きあげます。ギターの光沢を保つためですが、なければやらなくていいです。
目立ってホコリや汚れが付いているのであれば、ティッシュでもいいのでサッと掃除しましょう。
3.新しい弦をブリッジの穴に挿し込み、ブリッジピンを固定
今回はダダリオのライトゲージにしました。

どれが何弦かは、弦に付いているボールエンドと呼ばれる金属の色で簡単に見分けられるようになってます。


ちなみに、古い弦は鋭利で危ないので、まとめて巻いて新品の箱に入れると捨てる時に楽です。

1〜6弦のボールエンドをブリッジの穴に入れて、ブリッジピンを押し込みます。
ピンの向きは凹んでいる方がネック側です。押し込んだら、弦を数回引っ張ってみて、動かないかチェック。
うまく入っていないと、チューニングの時にゴリっとズレて振り出しに戻る悲しい思いをします。

4.ペグに弦を巻き付ける

全ての弦をブリッジに固定したら、6弦から順にヘッドのペグに巻き付けます。

まずペグの穴に弦を通して、ピンと張る。そこから、ペグに巻きつける分の長さを戻してゆとりを持たせ、弦を折ります。
目安5cmと言われますが長さは弦によりけりで、太い弦ほど長くゆとりを取りましょう。だいたい3周ペグに巻ければいい感じ。2〜5周、多少の誤差は全然問題なし。

ワインダーを使って弦を大まかに張ります。

この時、ネック側の弦を持って張りながらやるのがキレイに張るコツです。これだけは、慣れないとやや難しいです。

完成
5.チューニングする
チューナーを使い、チューニングします。
6.ニッパーで余分な弦を切る

そのままの人、円を描くように巻く人などいますが邪魔だし危ないので切った方がいいです。ただ万が一失敗したときは、長さのゆとりが一切ないため後戻りができません。
張りたての弦はチューニングがとても狂いやすいです。
合わせても直ちに狂うので、音に違和感があったらすぐチューニングの繰り返し、しばらくは不便さと新品のギラギラの音を楽しんで、のんびり練習していきましょう!