公務員はいわゆる副業を禁止されている身分にあります。
私生活についても縛られるという酷い仕組みですが、これは法律、条令にしっかり記載があることから破ることは許されません。
じぴも
それはダメですが、フリーランスになる基盤・準備をすることは可能なので、見ていきましょう。
ブログ(アフィリエイト)
ブログの収入は主に広告収入です。方法は、大きくわけて2つ。
・クリック型(Googleアドセンス)
…読者が広告をクリックすれば報酬が発生
・アフィリエイト型(A8ネット、もしもアフィリエイトなど)
…広告をクリックしその先の購入または無料登録など、読者が行動を起こした場合に報酬が発生
クリック型はただクリックされるだけでいいので、一定のアクセスを得られれば手堅く少額から稼ぐことができます。
Googleアドセンスという広告を貼ることになりますが、Google側の審査があるので、ここをクリアするのがブロガーの最初の目標だったりもしますね。
一方アフィリエイト型は読者が購入等をしないと報酬が得られないため、前者に比べハードルが高く報酬も桁が違います。高いものだと一回の紹介料で数万円など。ブログで食っていく、となるとこちらを目指すことになるでしょう。
ブログが副業にあたるかはグレーゾーンだそうですが、キャリアで事故らないためにも警戒は必要です。
では公務員ができるブログ運用は?
①広告は貼らず、ひたすらアクセスを集め人気ブログを作る。
②自分が書くブログには広告を張らず、家族が執筆するキラーページに誘導し報酬を得る。
③最初から家族名義で執筆する。
1つずつ解説します。
①広告は貼らず、ひたすらアクセスを集め人気ブログを作る。
ブログ収入の要はアクセス数です。
一般にPV(ページビュー…何回見られたか)×クリック率×商品単価と言われています。
ブログ運営にあたりこの『アクセス』をとることが一番難しく、時間がかかる道のりです。
その技術を在職中に身に着け、辞めた後にいざ広告を張り収入を得るのも一つ選択肢でしょう。
在職中に報酬を得ない以上、何の問題もありません。
②自分が書くブログには広告を張らず、家族が執筆するキラーページに誘導し報酬を得る。
アフィリエイト型を目指すなら、アクセスを集めるためのページと、報酬を得るページは明確に違います。
例えば手広く多くの人が検索する内容でアクセスを取り、その関連記事としてキラーページ(収入を生むページ)へ誘導するといった手法。樹形図のイメージで、無数の集客用ページから最終的には根元のキラーページへ誘導します。
このキラーページをだけを家族、例えば妻のブログであったり、共同執筆のブログにして妻が書けばいいという話です。
これは自分の作成ページでは一切の報酬を得ていないので、妻の報酬として確定申告することは可能でしょう。(もしそこからお金をもらうとなると話は別ですが、それを家族の固定費に回すとかなら、ただの家計の話です。)
突っ込まれたときは最終的に税務署の判断に依りますが、そこまで追いつめられることは少ないと考えられます。
③最初から家族名義で執筆する。
家族の名前を騙り自分が執筆するという方法です。ゴーストライターのようなものでしょう。
ブログは顔も名前も出ないのでバレにくいですが、バレた時点でほぼアウトです。
結局手を動かすのが公務員であるあなたなのであれば、あなたの収入と取られるケースがほとんどでしょう。ゴリ押しで言い逃れできるかもしれませんが。
YouTube
在職中に、YouTubeチャンネルを作り登録者を伸ばしておくという方法です。
YouTubeで収益化するには条件があり、それを乗り越えた人のみが広告収入を得られます。
かなり遠い道のりですが、在職中にここを達成しておけば、辞めても生活できる基盤が作れます。
また一度作ったチャンネルは寝てても自分の代わりに働いてくれるので、ほぼ不労所得を得つつ
今まで仕事に充てていた時間でさらに違う仕事に挑戦することもできますね。
目次
利用資格の最小要件
- すべての YouTube のチャンネル収益化ポリシーを遵守している。
- YouTube のチャンネル収益化ポリシーとは、YouTube での収益化を可能にする一連のポリシーです。YouTube パートナーが YouTube で収益を得るには、YouTube パートナー プログラムのポリシーをはじめとする契約により、収益化ポリシーを遵守することが求められます。
- YouTube パートナー プログラムを利用可能な国や地域に居住している。
- チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がない。
- 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である。
- チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
- リンクされている AdSense アカウントを持っている。
参考 YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格YouTubeヘルプ
チャンネルが伸びて収入を得てしまったら副業になる?
一般にYouTubeチャンネルの運営だけなら趣味の範囲ですが、多額の広告収入を得てしまうとそれは営利目的とみなされる危険があります。
もちろん達成基準を超えても広告を張らない事もできるので、間違って稼いじゃったなんてことはなく安心です。
WEBライティング
時間・場所に縛られず、また未経験からでも始めやすい仕事として人気の職業です。
単価は高くないですがトップライターともなれば月収100万円、そこからライティング講師や電子書籍の編集者になったり、ブロガーだったり変わり身も効きます。
主な仕事内容としては、発注者の書いてほしい記事を執筆し納品することになります。
SNSで直接仕事をとる人もいるようですが、ランサーズ、クラウドワークスなどのフリーランス向けサイトから仕事を得るのが一般的です。
スキルとしてはライティング技術、未経験から始めやすいとは書きましたが技術は一朝一夕で身につくものではないので、在職中に技術を磨き、離職したらすぐ活動しましょう。
またWEB上で完結し、氏名も顔も出さないため、(仮に)在職中に案件をこなしても極めてバレにくい部類の仕事といえます。
動画編集
YouTubeが注目される昨今、需要が高まっている職種です。
これだけの需要があれば、しばらく腐ることはない技術でしょう。頑張り次第ですが、年収も高い部類に入ります。
在職中に動画編集のセミナーなどで学習し、すぐに仕事が始められる技術を身に着ければ勝ちです。
自分のYouTubeチャンネルがある人なら掛け合わせで上達もできます。
プログラミング
プログラミングもWEB上で勉強が完結するスクールがたくさんあります。実力主義なので、技術さえあれば転職も容易でしょう。
フリーランスのエンジニアも多くいますが、そこまでの技術を身に着けるには一度会社員として経験を積んでからのがよいのではと個人的にはひよります。
kindle作家
kindleの台頭によって誰でも作家になれる時代になりました。
作家活動は基本的に副業とみなされず、創作活動という位置づけになります。
しかも電子なので文庫本のように初期投資なし、在庫をかかえる心配もなし、印税は1ページあたりで入ってくる好待遇でねらい目の業界です。
収入を得る方法は2通り、1冊いくらと販売するか、アンリミテッド(読み放題)によって読まれたページ数あたりの印税を得る方法です。
小説を書け、というのではなく、それこそライティング技術を生かしてビジネス書を出したり、自分の得意分野の本を出したり、はたまたライターさんに外注して本を出版しまくる人もいます。
読まれるためにはSNS経由やコミュニティ経由で集客するかkindle上でランキング上位を狙う必要があり、
目を引くために表紙だけデザイナーに外注したり、コピーライティングであったりのノウハウが必要です。
スタイルは人それぞれ、新興の業界で伸びしろがあります。
まとめ
副業をできないから技術も身につかず、退路を断たれ転職できない、と思っていませんでしたか?
限られた環境でも意外と出来ることはあるので、目標を定めとにかく行動すること!一緒に頑張りましょう。